タイトル 『白昼夢』 作者 楠木 草 備考 梟は賢かった。 蛙は賢くなかった。 賢くない蛙は、賢い梟に憧れた。 計算や嫉妬を知らない蛙の憧れは純粋で真っ直ぐだった。 梟はただ蛙を見ていた。 真っ直ぐな眼差しが眩しかった。 余分な事を知らない蛙が何故だかとても羨ましくて、憎らしかった。 梟は賢かった。 梟は孤独だった。 完璧を目指す事はとても意味のあるものだった。 完璧である事はなんの意味も持たなかった。 .