やっちまったな、俺

完璧に嫌われたんじゃねーか

自嘲気味に笑みを零し、一階のリビングへと向かった。



案の定、鬼の形相でババァが俺に問い詰めてくる″今、憂紗ちゃんが泣きながら家を出てったけど、なんかあったんでしょ!?″


って。


まさか、寝ぼけて憂紗を襲って
アイツを泣かせた、なんて口が裂けてもいえねぇ。


ただただ、ひたすら心配するババァを
おいて無言で家を出た。




これから、2週間もアイツが俺の傍にいるんだ、やってけねーだろ…