俺の夢の中の憂紗は、抱きしめると
ジタバタ暴れていた。


いやまぁ…俺に抱きしめられて嫌がるのは
当たり前だと思うが。


でも離してなんかやりたくない。
このままずっと抱きしめていたい、できればもっと…


そんな事をおもって、夢の中の憂紗のスカートに手を伸ばして撫でたのが最後


ついに涙声になった彼女からの、強烈なビンタをくらった。


『!?!?』


そのビンタが強烈というか以前に
リアル…、いやこれ現実??



久しぶりに焦る俺。

落ち着け自分。


今まで鉛の様に重たかった目が、強烈なビンタで重たさが皆無に、、目を開くと目の前には肩でハァハァと息をして涙を溜めている憂紗が俺の部屋から出ていった。