まぶたが開き始めた。
トロンとしている龍成
まだ寝ぼけているのかな..

「うさ…?」

普段の低く、怖い声とは真逆の優しい声を出した。


___ドキッ。


「な...っ!!フガッ」



"なに?"と最後まで言えなかった理由、


「……っ!!?」


それは、私が彼の布団の中に
引き込まれ、抱きしめられたから


「ぃ…やだッ!龍成!朝なの!」


「……ん?」

こんなにジタバタと暴れても
びくりともしない彼。


「ゃだやだ...んっ!?」


スカートの中に手を伸ばし、太ももを優しく撫でる手、、


「だめ!だめ!~~~っっばか!!」


___バチンッツツ!!!!





「………え?」


ビックリしたかおをしている
龍成、今はっきりと目覚めたらしい


「も…いやだ!へんたい龍成!」

布団から抜け出し


途中で龍成ままが"どうしたの!?"と心配してのがきこえたが


そのまま学校へと向かった