「憂紗を一人にするなんて、ママ心配よ?だけど連れて行ってしまうと、学校に悪いし。だからママ考えたのっ」


ふふふ♪、といいながら私の隣に座る笑顔のママ。

だけど、私はママの次の言葉で倒れそうになった。


「お向かいさんの、青木ちゃんの家に憂紗は二週間住んでもらいたいの!」



     ほぇ???  



「お向かいの青木ちゃんぅぅううううう!?!?!?!?!?」


青木ちゃんっていったら
ママの古くからの友達の青木さんが向かえにいるっていう青木ちゃんだ。


私が何故ここまで驚くかと言うと。


そのママが言う"青木ちゃん"の息子さんが、私の幼なじみの

青木 龍成 アオキ リュウセイ
だ。


今日の朝の夢。
太陽の様な笑顔を向けて、私にプロポーズをしたのが。
その青木 龍成。



「ムリムリムリムリムリムリ..無理だよママ..」



つい、涙目になる私を優しく抱きしめるママ。


"大丈夫、きっとまた昔みたいに仲良くなれるはずよ"と私に優しく囁いて。