途中で裕樹くんを降ろして
青木家に着いた。
何故か不思議な感覚。
横を見ると、私の家がある。
今日から立花家に帰るのでは無く、青木家なんだ。
改めて実感させられる
「憂紗ちゃん?降りるわよ~」
「あっ、はい!」
ボーっとしていた私に
気が付いたのか
と思い、若干恥ずかしくなりつつも玄関へと足を運ぶ。
それにしても
先程の"クソババァ"発言以来
龍成は口を断固開かない。
家に入るも、そそくさと
部屋へと入ってしまう。
「龍成って、いつもこうなんですか?」
「まぁー‥そーっちゃそうかも。でもいつにも増して今日は凄いオーラを放ってるわね」
「そうなんだ‥」
「気にする事ないわよ?えーと、今日はハンバーグでいいかな?」 さ
「りゅうママのハンバーグ!私大好き!」
「そう、よかったじゃあつくるわね。その間にお風呂とか入ってしまいなさい」