冷血男子がデレを出すまで




「"むしろ"なに?」

龍成に似た、綺麗な顔立ちをしながらニヤニヤした表情を浮かべ

私を見つめる。



「いや、あのっ、そのっ」


「ふふ!言わなくていいわよ?でも龍成は多分、間違いなく憂紗ちゃんを傷つける。」


急に真面目な顔をした
りゅうママ

それにつられて私も
真面目に話をきいてみる


「だけど、そんな龍成を見捨てないでほしいな。あのこ不器用すぎるのよ」


「はい‥。でも私嫌われてて」

突きつけられる現実に
今にも私は苦しくて
倒れてしまいそうだ