私達はよく、目の前の公園で遊んでいたね。


砂遊び、ブランコ、すべり台、鉄棒。


今でも鮮明にあの日々の事を、思い出す。



君は太陽の光に何時も照らされ私の名前を呼んでいた。


まるで君が太陽なんじゃないのか、と疑問になるくらいの笑顔を私に向けて。


『うーちゃん うーちゃん』


『りゅー、なぁに?』


『おっきくなったら、おれうーちゃんとけっこんする!』


『わあ!うれしい..うさね、りゅーだいすき!けっこんする!』


『おれもだよ、うーちゃん。やくそくな!』



またニカッと笑って私に小指を差し出す。



私の小指を太陽の様な笑顔を私に向ける男の子の小指に、絡めた。




「「ゆびきーりげーんまんっ、うそつーいたらはりせんぼんのーますっ!ゆびきった!」」