陵雅さんは、草太に「練習に戻ろう」と言うと、体育館の方に歩いて行った。 その後に、草太も続く。 「あ」 草太がクルリと振り返る。 「おまえ、なんでこんなとこにいたの?」 「え?」 「帰るんだろ?」 「え……あ、うん。帰る、よ?」 そう言えば、あたしは何でこんなところに来たんだろう。 靴箱から正門に向かうつもりが、なぜか体育館に向かって歩いてた。