キミの背中。~届け、ラスト一球~



「返事を待ってる方って、結構辛いから」


そう、だよね……。


もう試合も近いのに、これ以上返事を延ばすわけにはいかないよね。


いつかは、はっきりさせなきゃいけないんだから。


「あたし、もう部活行くね?」


あたしの曇る表情を見て、ミナが心配そうに言う。


「うん。ミナ、心配かけてごめんね?
あたしは大丈夫だから」


「………」


「ちゃんと自分の中で答えを出して、長谷川さんにも返事をする」


あたしが口角を上げると、ミナも頷いて口角を上げた。


部活に向かうミナに手を振り別れたあと、あたしは一度しめたスクールバックのファスナーを開けて、今朝靴箱に入っていた手紙をあけた。


便箋を開くと、長谷川さんの丸っこい字が並べられている。