キミの背中。~届け、ラスト一球~



これで失敗したら、あたしこの先草太と一緒にいられなくなる。


そんなのイヤだ!!


どうする?


ここは、好きな人なんかいないって答える?


それとも、陵雅さんだって……。


「まぁ、新堂は誰って言わなくてもわかるけどな」


男子のひとりがニターっと笑いながら言った。


あたしは「え?」と顔を上げる。


「新堂、この中にいるだろ?」


「なっ!!」


思わず、声が裏返り更にクラスに笑いが起こった。


「ホント、新堂は分かりやすいよな~。嘘付けないタイプ」


「確かに~」


ああもう!!みんなは楽しそうでいいよ!!


あたしの身にもなってよ~!!


緊張で頭おかしくなしそうなんだけど!!


「湯野だろ?」


「………っ!?」


目を見開きすぎて、目が中から飛び出すんじゃないかと思った。


え、ちょ……。


「え?そうなの?」


「マジで?」