キミの背中。~届け、ラスト一球~



「じゅー…」


だから!!やめてってば!!


「じゅーにぃ……」


はぁ……よかった……。


「じゃなくて」


じゃなくて!?


「14番!!」


「……っ!?」


一瞬、呼吸が止まった。


じゅ、14番!?


あたしは自分の紙を意味もなく確認する。


何度見ても、番号は変わることなく、14番だ。


「希歩、分かりやす過ぎ」


「え?」


王様の女子はあたしを見て、クスクス笑った。


「顔に書いてあるんだもん、あたし14番ですって!反応し過ぎだから」


周りから笑いがおこり、「新堂!いけぇ!!」と男子がはやし立てる。


マジで……?


ここは本気で言うべきなの?


さっきは他校の彼女だし、別に言っても全然恥ずかしくないじゃん。


だけど、あたしは今この場にいる人なんだよ?