キミの背中。~届け、ラスト一球~



クリスマスだからって、みんなテンション上がり過ぎだから!!


あたしは当たらないことを強く祈って、目を閉じた。


ジャンケンに勝った女子が、「じゃあ、まずは」と楽しそうな視線をあたし達に向ける。


あたしは目を合わせないように、ずっと俯いたまま。


「じゅー…」


嘘でしょ!?やめて!!お願い!!


「13番!」


番号が呼ばれた瞬間、あたしは止めていた息を吐き出し肩で息をする。


体中から変な汗が出てきて、頭も酸欠状態になる。


番号を呼ばれたのは、言い出しっぺの男子だった。


こういう案を出すから、そうなるんだよ。


あたしは変な鼓動を抑える為に、深呼吸をする。


「マジかよ!俺来る?」


男子は嫌がりながらも楽しそうだ。


「え~まぁ、俺が言い出しっぺだからいいけどさぁ。
俺が好きなのは、S女子のマミ。あ、彼女ね」


男子が言うと、周りから「え~?なんか面白くな~い」と大ブーイングが飛んだ。


「はい!次ね~」


もう次!?


早いって!!


お願いだから10番台はやめてよね!!