キミの背中。~届け、ラスト一球~



「兄さん、俺が案内しますよ」


可愛い後輩ぶってんのか知らないけど、草太のヤツ、何なんだよ!


なんで邪魔すんのよ!


さっきまで女子にデレデレしてたくせに!!


あたしが奥歯をギリギリと噛んで草太を睨みつけると、草太は勝ち誇ったように目を細めあたしを見ていた。


ムカつく!!

何あの態度!!


まさか、さっきの仕返しのつもり?


なんて腹の立つヤツなんだ。


『何やってんだよ。さっさと仕事しろ』


草太の目がそう言っている。


あたしはフンっと勢いよく踵を返し、飲み物を作りに行った。


草太のアホ!


もう知らない!!