キミの背中。~届け、ラスト一球~



結果はダメだったけけど、本当に心がスッキリしてる。


帰って、草太に謝ろう。



「あ……」


陵雅さんと靴箱で別れて帰宅すると、家の近くの月極め駐車場のブロックに草太が座っていた。


ぼんやり暗闇に浮かぶ草太の影。


あたしの足音に気づいた草太が、顔だけこちらに向ける。


草太……。


ユニフォーム姿にエナメルバックを持ったままと言うことは、家に帰らずずっとここで待ってたってこと?


草太はあたしに気づいても言葉を出さず、ただ、ブロックの上からエナメルバックを下ろし、あたしの座る場所を作ってくれた。


あたしは眉毛をカリカリと指でかいて、少し気まずかったけど草太の横に腰かけた。


ああ、どうしよう……。


まず、何から謝ればいいんだろう。


素直に、すぐごめんと言えればいいのに……。


「夜になると、少し暑さが和らぐな」


「………」