キミの背中。~届け、ラスト一球~



「鼻で笑う時点で褒めてないじゃん。絶対バカにしてる」


「してねぇって!!」


「してる‼今のは絶対してるね!!」


「だからしてねぇって!!」


ムキになって言い合い、最終的にはおかしくなってケラケラ笑いだす。


「何なんだよ、おまえ」


呆れた草太が、自転車を押す速度を上げ、先に歩いて行った。


「ちょ、置いてくなバカ」


あたしは慌てて草太のあとを追って小走りする。


「あ~あ、草太があたしを走らせたおかげで、小腹がすいてきた」


あたしがお腹をさすると、草太が理解不能と言うように「は?」と顔を突き出す。


「お腹すいた。責任持ってそこのコンビニでなんかおごって」


「なんでそうなるんだよ」


草太が笑いながら言う。


「キャプテンになったお祝いに、あたしにソフトクリーム買って」


「却下」


また草太の歩く速度が速くなる。