キミの背中。~届け、ラスト一球~



人指し指を草太に向けて目をパチクリさせる。


嬉しさがこみ上げて来て、あたしは草太の腕を掴んでピョンピョン飛び跳ねた。


「すごいよ草太!!やったね!!キャプテンだって!!」


野球が大好きな草太がキャプテンだなんて、あたしもう自分の事のように嬉しいよ!!


キャキャっと飛び跳ね続けると、草太はまたあたしの頭を押して遠ざけた。


「どうしておまえがはしゃぐんだよ」


迷惑そうに眉間にシワを寄せる草太。


「嬉しいに決まってるじゃん!!野球バカの草太がもっと野球に打ち込めるようになるんだから」


あたしが言うと、「野球バカは余計だろ」とあたしの頭を軽く小突いた。


「とにかく、放課後すぐに部室に集合な。それまでにちゃんと挨拶考えとけよ」


「了解っす、兄さん」


草太が陵雅さんに向かって右手を上げる。


そうか。

草太が新キャプテンか~。


よかったね。


本当におめでとう、草太。