あたしは悔しくて、鼻のスジにシワを作りガツガツと残りのお弁当を流し込む。
それを見ていたミナが楽しそうに笑いながら、ミナも同じようにガツガツと流し込んでいた。
お弁当を食べ終わったあたし達は、走って陵雅さんのもとに向かう。
「お!新堂。弁当もう食い終わったの?
さっきの食いっぷりすごかったけど」
し、しまった!!
陵雅さん、見てたの?
陵雅さんの側に行きたいが為にお弁当にがっついてた姿を、まさか見られてたなんて……。
ああ~もう。
こんな色気のない自分が、毎回嫌になる。
あたしは『あちゃ~』と心の中で嘆き、額に手を当て俯いた。
「ああそうだ、湯野。
今日の部活で3年の引退式と、新キャプテンの発表をするから、挨拶考えといて」
「え?新キャプテン?あいさつ?」
陵雅さんの言葉に、あたしは目を丸めて草太を見る。
「新キャプテン、草太なの?」



