声も、叩く手も、体力も、何かも限界だろう。
だけど……
最後の最後まで、あたし達は希望を捨てなかった。
試合終了のサイレンが鳴り響く。
ぐったりと、椅子に座りこむ応援者達。
あたしも同じように、激しく呼吸をしながら座りこんだ。
結果は3-4。
銀海高校、準優勝。
負けた……。
甲子園には、行けなかった……。
だけど、あたしは涙は出なかった。
この試合に満足したから。
だって、応援でひとつになったスタンドがすごく感動的だったんだもん。
草太の夢が叶わなかったのはすごく悲しいけど、あたしはそれ以上の物を、この試合で得ることが出来たと思う。
お疲れ様。
草太、陵雅さん。
そして、野球部のみんな、感動をありがとう。



