「…そうだな。じゃ、こっからは別行動で。健闘を祈る。」 「…最後の「キリッ」ってのはいらねえよ。」 夏樹にそう言われても表情を崩さず、晴輝は人混みの深くに進んでいった。 「さーてと…」 夏樹は近くにいた手頃そうな男子に目を向けた。 「ねぇちょっと。君のブレザーとメガネとマスク、貸してくんない?」