辺りはどんどん暗くなって、ついに周りさえ見えなくなってしまった。 今は天窓から覗く月明かりだけが頼り。 ひんやりした空気と、風によって窓が叩き付けられる音にいちいちビクッとしてしまう。 「う〜、怖いよぉ……誰でもいいから助けて」 微妙に寒いし、やっぱりこんなとこで一晩過ごすなんて無理だよ。 う〜‼ 助けて、誰か‼ お願いだからさぁ。 ノブー‼ エマー‼ 私、ここにいるんだよ……‼ エイジ……‼ テレパシーが通じるなら、今すぐ私を助けに来てよっ‼ エイジ。