「あ、あのさ…」 あたしはぎこちなく綾斗の腕をつかんだ。 「なに?」 綾斗は驚きながら振り向いた。 「綾斗は……彼女とかいるの?」 えっ?と首を傾げる綾斗。 でも、これは聞いておきたかった。 「彼女はいないけど」 ふっと笑う綾斗。 「けど…なに?」 あたしは聞き返す。 「好きな子はいる」