甘々♡れもんてぃー 【短編小説】






授業もおわり、下校のチャイムが鳴り響く。






だらだらと支度をし、


教室をでたのはあたしが最後。








─ドンっ


「ぅわぁ…」




何かにぶつかった。





ほんのりと甘い香水の匂い…。







「あ、綾斗…」




綾斗はあたしに手を差し出した。







「ごめん、大丈夫?」





「うん。あたしこそごめん」






あたしは綾斗の手によって、



軽々と立ち上がった。










「待っててくれたの?」



あたしは制服をはたきながらそう聞いた。






綾斗は何も言わず、こくりと頷いた。








心臓…うるさい。














綾斗と肩がふれあうたび、



ドキッとしてしまう自分がいる。







あたしはどうやら、







綾斗を好きになってしまったみたいです。