君を見てると…

新しい発見がある

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「ねぇ、奏哉。あたしのお願い聞いてくれる?」


そう言った花歩は真剣で且つ寂しそうな表情だった


「……ん?なに?」


一応、返事してみる


「自分で選ぶと偏っちゃうから選んで欲しいな」


そんなこと言われるなんて思ってなかったから驚いている


「ダメ…?」


そんな可愛い顔されたら断る理由なんてない


「俺で良いのか?」


「うん。奏哉が良いの」


なんて言われたら許してしまう


まぁ、知歩と居たことでだいぶファッションについて鍛えられたしな


それに俺自身も洋服好きだから。


「じゃあ、1つだけ…」


俺は有無を言わずとも花歩の手を握った


初めての場所ではぐれないように…