それから近くの大きなショッピングモールへ来た


此処は良くお姉ちゃんも訪れてたそう


「何から見たい?」


「洋服を先に見る。」


「じゃあ、あのお店に行くか。花歩なら好きそう」


独り言のように呟いた奏哉


初めて来たところだから奏哉に任せるしかない


「こういう系統のもの好きだろ?」


奏哉は一軒のお店の前で立ち止まった


それはあたしが好きそうな可愛い洋服がたくさんあるお店


「良く分かったね?」


「知歩もこういうの好きだったけど、花歩の方が好きそうな気がしてな」


知歩はピンク系より白系だったもんなぁ


だから、好きなのを見つけたらすぐに買ってお店を出てた


その分、あたしはこういうの大好きで何時間でも潰せる


知歩とは好みは似てたけど、全てではない