両親から話を聞いて

君の苦しみを知った

助けてあげたい

そう、強く思った

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あれから月日が流れ街はクリスマスモード全開


12月…外は寒くマフラーと手袋が必需品だ


花歩はというと調子が良かったり、悪かったり…


今は利一さんと一緒


親父が新しくオープンさせる隣町のお店へ出向いていた


俺にも勉強しろという親父の意向


「このお店、クリスマス前にオープンでしたよね?」


「そうだよ。これから忙しくなるな」


利一さんはため息をつきながらも充実してるようだった


「花歩のこと任せっきりで悪いね」


「良いんです。俺がしたくてしてるだけで花歩と一緒に居たいから」


「花歩は幸せ者だな」


利一さんは安心した表情を浮かべていた