君と過ごす

時間だからこそ

大切にしたいと思った

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今日は花歩の外泊の日


天気も晴れてるし出掛けるのにも問題なさそうだ


「奏哉、起きてたの?」


外を眺めていると花歩が声を掛けてきた


「花歩も起きたか。おはよ」


すると笑顔になっていた


イジメられていた花歩


それが昨日、解決し今日から穏やかな日常が戻って来た


「奏哉、手…大丈夫?」


「あぁ、これ?大丈夫。大袈裟に巻かれてるだけだから」


花歩の背中の傷や心の傷に比べたらマシだ


「今日、帰れるからな。出掛ける前に一旦家に帰ろうな」


病院からそのまま出かけるはずでいたが荷物とかがあるので一旦家に帰ることになった


そのうち、母さんが迎えに来るはず。


花歩のこと大好きな人だから。