-----お前なんて居なくなれば良いんだよ


-----お前なんて所詮そんなものか


-----お前は地味だ。消えて…


昔のことなのに思い出してしまって頭を抱えてしゃがみ込んだ


「花歩、どうした?」


いきなりのことで驚いている奏哉


「はぁ…はぁ…はぁ…」


ヤバい…息苦しくなってきた


「そ…や。助け…て」


気付いたら奏哉に助けを求めていた


苦しくて奏哉にすがりついた


「大丈夫か?」


心配そうに背中をさすってくれる奏哉。


しばらくするとだいぶ落ち着いていた


あたしは背中をさすってもらったり頭を撫でてもらったりすると落ち着くんだ


「ごめんね…」


「気にすんな。知歩もこんなこと良くあったし。2人とも似てるんだな」


と奏哉は呟いていた