「夏休みも後、数日だしな。もし梨莉が会ってくれるってなったらいつでも良いか?」


「放課後でも休日でも良いです。時間が取れた日に。」


「分かった。決まったら拓海にでも連絡するから」


“お願いします”と言うと笑顔で頷いてくれた


「…ん…痛い」


花歩が起きたみたいだな


「花歩、大丈夫か?」


心配そうに佐々木が聞く


「大丈夫です。痛いけど…」


花歩は最初、担任が居たことにびっくりしていたけどしっかりと話していた


「失礼します」


先ほどの看護師さんがやってきた


「付け替えをしますので少しの間、外に出ていて下さい。と言いたいところですが今回は此処に居て構いませんよ」


看護師さんは花歩の体勢を変えると背中を見ていた


花歩を見ると痛そうにしている