「後で未咲も来るはずだから。」


「分かった」


「花歩ちゃんが不安にならないようにしてやれよ」


親父は花歩の頭を撫でてから出て行った


花歩は愛されてるな。


お昼を買いに売店まで行くかな


花歩はまだ寝てるだろうし


俺は貴重品だけを持ち売店へ行くことにした


「あっ、花歩ちゃんに付き添ってる子よね?」


「そうですけど…」


話し掛けられたので振り返る


「今から付け替えに向かおうとしてるんだけど…行っても良いかしら?」


「今、寝てますよ。あっ、何か食べさせて良いですかね?」


ちょうど良いから聞いてみよう


「ヨーグルトとかプリンくらいなら食べさせても良いみたいよ。何か食べさせて力つけないと…」


聞いてみて良かった


「あたしもついて行っても良いかしら?」


俺は小さく頷いて売店に向かった