「今、梨莉は隣町で一人暮らししてるからこっちには居ないし、廉自身も梨莉が自分の子って公表していない」


学校に公表したら大騒ぎになるからな


「花歩が笑わないから必死に考えてるんだけど、なかなか思い付かなくてさ」


「花歩ちゃんは何が好きなんだ?」


親父に聞かれて考えてみる


……あっ。


「雑誌見ながら1度で良いから梨莉に会ってみたいって呟いてたな」


「それか。廉がそのうち訪ねてくるみたいだから相談すると良いよ。」


その手があるな。


「花歩を驚かせる為にサプライズにするのも良いかも」


「それは良いかもしれないな。」


あたふたしてる花歩の姿が想像出来る


花歩が少しでも元気で前向きになってくれると良いな


今度、担任が顔出しに来たときにでも相談してみよう