「疲れないし後悔はしない。俺、花歩が思ってる以上に好きだから。」


「なんか照れる…///」


「花歩との恋を最後の恋にしたい」


これは本心だ


花歩は失いたくない


「俺に出来ることあったら言ってな?」


「ありがと」


花歩は安心したのか再び眠りについた


「奏哉、休めてるか?」


入って来たのは親父だった


「あぁ、花歩の苦しみに比べたら俺はまだ休めてる方さ。」


「あっ、これ…」


親父が手に取ったのは花歩が目を通していた雑誌。


「梨莉、頑張ってるんだな」


と独り言を呟く親父


「えっ…?親父、知ってんの?」


「梨莉は廉の子だよ」


……今、衝撃的事実を口にしたな


「俺ら、二十歳の時に親になったんだ。廉は反対されまくったみたいだけど」


その子が梨莉ってわけか。