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「奏哉!!奏哉ってば」


……ん?


「知歩?」


「そう。久しぶりだね」


目を覚ましてみると目の前に居たのは知歩


「奏哉、迷惑ばっかり掛けてごめんね。」


「俺こそ何も出来てないさ。」


「花歩のこと頼んだよ?あの子はあたしより脆いから。」


「花歩は俺で良いのか?」


「花歩は奏哉が居なきゃダメだよ」


「知歩は怒んねーの?」


知歩は首を横に振り“大好きな2人には幸せになって欲しい”と言った


「花歩、呼ぶね?仲良くしなきゃダメだよ?」


「知歩…?」


“バイバイ”と言って消えていった知歩


その瞬間、真っ白になり遠くに黒い人影が見えた。花歩だ


「花歩、おいで?麻依なんてずっと泣いてるよ」


そして、花歩が抱きついて来て光が見えた