「星川梨莉って今、人気のあるモデルだよな?」


「奏哉、知ってるの?」


「知ってるも何も、仁が“可愛い”って騒いでるし。」


まぁ、CMに出たりドラマに出たりしてるから知ってるよね


「1度で良いから会いたいな。」


「会ってみたいの?」


「うん。だけど、あたしにしたら雲の上の存在だから会えないか…」


でも、お話してみたいなぁ…


あたしはパラパラと雑誌をめくっていく


いつも、1度目を通してからじっくりと見直すんだ。


だんだん眠たくなってきた。


「花歩、眠たいんだろ?寝て良いよ」


「居なくなったりしないよね?」


もう、奏哉から離れたくないよ…


「もちろん。離れたりしないから安心して寝ると良い」


奏哉の言葉に安心したあたしは眠かったらしくすぐに眠りについた