「花歩ちゃんに出会ってお前は変わったな」


「そうか?」


親父は頷いていた


「知歩も好きだったけど、花歩の方がもっと好き」


花歩と一緒にいると安心するんだ


「じゃあ、尚更大事にしなきゃだな」


……そうだな


「奏哉、拓海さん。デザート出来たよ」


ニコニコした花歩が俺に抱きついて来た


そんな花歩の頭を撫でる


「お前たちは俺達に似てるな」


親父は微笑ましそうだ


「デザートってなんだ?」


「フルーツヨーグルトを作ったの」


と嬉しそうに話していた


「じゃあ、行こうか」


親父の一言でリビングへ向かう


奏も母さんの手伝いをしていた


「花歩ちゃんが作ってくれたのよ」


買い物してたのはこれだったのか…


「皆で食べよ?」


上目遣いで見る花歩が可愛いと思った