双子の物語





「もうご飯だから下行くぞ」





「うん。……あ、お父さんは?」





「まだだよ。」





ふぅ。ちょっと安心。





こうゆうのって緊張するよね。





それに、お母さんはいいっていってくれたけど、お父さんはわからないし……。






「大輝は何で朝笑ってたの?」





「ん?……ああ、何でだと思う?」





「え、わからないから聞いてんじゃん」





「まぁな。でも言わねぇけど」





「はっ?何で、べつにいいじゃん。そのくらい……っちょっと待って」




私の話を無視して、下に降りていく大輝のあとを追う。