それからは、何事もなく、時間が過ぎていった。 それで、あっという間に放課後に……。 「帰ろー佐奈。」 「うんっ!」 私は、いつものように、華菜と帰ることになった。 そして、下駄箱まで行き、靴を出してはこうとする……と、 ……ん? ローファーをはくときに、つま先が何かに当たったような気がしたから、靴の中を見てみた。 紙? ……手紙。