双子の物語




「それで、昨日のデートで私、かなり好きになったの」





華菜は少し顔を赤くして話す。





「遊園地に行ったんだけど、私怖いところと、たかいところって凄く怖くて行けないの。






でも、陸くんに言うのは、ちょっとカッコ悪くて言えなくて……。





そしたらお化け屋敷にいくことになって、今さら怖くていけないなんて言えなくてそのまま行ったの。





私は怖くて陸くんの腕にしがみついてたけど、なんとか怖くないって誤魔化して無事にお化け屋敷を出た。





でも、出たら何故か陸くんが不機嫌なの。私はそのときは気づかなかった。





最後に観覧車にのって、その不機
嫌の理由を知ったの。