淡色ドロップス






「うわ」

「え、あっ」


いつの間にか私の画面を覗き込んでいた瀬野くんは、川口くんの名前を見た瞬間声を出す。


「い、一応謝りの連絡は入れるね」

「どーぞ」


画面をタップして開くと、昨日の日付で送られていたメッセージには、私の身体の心配と、その後の飲み会の様子と、今後の日程、そして彼氏に悪かったな、という謝りのメッセージが入っていた。


「瀬野くん
川口くんが悪かったなだって」

「嫌だって送っておいて」

「そんな喧嘩腰な文送れませぬ……」


ジ、と私を至近距離で凝視する瀬野くんは溜息にも似たのを吐くと、ボソッと呟いた。


「その無防備さが悔しい」

「私言うほど無防備?」


言った瞬間、憤った瀬野くんによって唇を甘噛みされた。ゴトッと携帯が床に落ちる。


「脱がすよ下着」

「持ちます自覚持ちます!!」


脅しに近い言葉を受け
私は慌てて背筋を伸ばす。