ポテトなどを摘みながらもくもくと駅を行き交う人々を隈なく見ていく。 でも、正直遠すぎて ぜんっぜん分からない。 「はい、美緒」 「え。っえ!?」 「これくらいやらなきゃね」 カナちゃんが差し出したのは なんと双眼鏡。すごいよカナちゃん。 「あ、アレ先生じゃない!?」 「うそ、どこどこ!」 「時計台の下!」 ピントをかざして見てみる。 ……や、違うし全然。 「周りからしたら、俺ら何やってんのって感じだよな」 三人して双眼鏡を一心不乱に覗きながらポテト食べてるんだもんね。