「愛夜大丈夫だって言ったろ?お前の気持ちちゃんと伝えろ。」

そう言って聖夜が愛夜の頭を撫でる。

愛夜は少し戸惑うようにしながら話始めた。

「あのね、お兄ちゃんたちのこと好きとかそんなのわかんないし、考えたことない…」

愛夜の言葉に分かっていたけど少し胸が痛む。

「でもね、これから少しずつ考えてくからだから…」

愛夜は泣きそうになりながら続ける。