「へ・・・?」 いきなりすぎて、マヌケな声が出てしまった。 「だれから、逃げてたの?」 ソイツは、階段をゆっくりと降りてくる。 そう・・・神埼 和人が・・・。 「なんで、そこに・・・っ」 「いちゃ悪い?」 「わ、悪くなんかない、けど・・・」 「じゃぁ、聞くけど・・・なんで樹里亜はそこにいるの?」 あたしの腕をグイッと掴みムリヤリ立たせる。