空色チョコレート

「小春、大丈夫か?」


さっきとは違う心配そうな声。


「私は大丈夫。それより、何でここが...?」


そうだ、旧校舎は新校舎とはかなり遠いはず。


何で...?


「お前のクラスに行ったらお前いなくて、篠原が言うにはウチの女子に連れてかれたって言うからさ。嫌な予感して学校中探しまわってたんだ」


そう...なんだ...。


あたしの為に、こんなに息を切らせて探してくれたのかな。


良い人すぎるよ、坂内くん...。


「ありがとう、坂内くん」


精一杯の笑顔で言った。


すると、坂内くんの顔が真っ赤になった。


どうしたんだろう。また風邪?