空色チョコレート


「...あの、確かに私はあなた達とは違って普通の顔ですけど、近づいてくるのはあっちだから、近づくのを決めるのは坂内くんの様な気が...」


そうだよ、私に言われても...。


決める権利は、あなた達には無い。坂内くんにだけあるのに。


そう言うと、綾芽ちゃんが唇をワナワナと震わせて、


「...うるさい!!じゃあ、桜の前に出られないようにしてあげるから...!!」


そう叫んで、拳を振り上げた。