「ママ...あのさ。」
「ん?」
「辛くなったら...言ってもいいんだよ?」
あたしは勇気を振り絞ってお母さんに言う。
「...ありがとう...
でも、辛くないよ。
朱鳥も幸せそうで...お父さんも
ママを守ってくれてるのよ?
もちろん...朱鳥のことも。」
ママはそう言って微笑んだ。
「パパ...ありがとう。」
あたしは静かに目を閉じた。
「...うまくいくといいわね...彼と。」
「うん..!!」
「いい笑顔だこと...」
「ありがとね、ママ。」
微笑んだママが、何故だか凄く綺麗にみえた。
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