大切な人










「まともな部屋、私の部屋しかないんです。
 二階なんで上がってください。」





二階の部屋だけが安全な場所。





「どうぞ先生、座っててください。
 飲み物取ってきますから。」





明るく振る舞わなければきっと私は
先生にすべてを悟られてしまう。




そういって部屋を出ようとしたとき
急に腕を引っ張られた。