そういって搭乗口に向かっていると










「・・・い、瑠衣!」




振り向くと愛しい片山先生。





「先生!」


「遅れてごめんな。」


「ううん、来てくれるだけで嬉しい。」


「俺いつまでも待ってるから。
 帰って来いよ!」



「待っててね、先生!」




お互いの姿が見えなくなるまで
手を振りあっていた。