陽葵を前からぎゅっと抱きしめて、額にキスをする。


こんなに陽葵ってあったかくて、かわいかったっけ?


久しぶりに陽葵に触れる俺は、今なら素直になれそうだ。

唇に軽く触れるだけのキスをした。


「これで仲直りな」

「うっ、うん…」


真っ赤な顔して俺に抱きく。

そして顔を埋めてくるのが、かわいい。


「まだ足りないの?」

「そんなことないよー…」

「今は部活中だから。…なんなら抜け出して続きする?」

「しっ、しないよ!」


ほら。


こうやって照れるのとか久しぶり。


変にカッコつけんのはやめて、これからはたくさん陽葵に頼ろう。


だから陽葵も俺を頼れよ?