「大好きです」


その一言だけを送信した。

俺のほんとの気持ち。


「登録よろしくね。陽葵♪」

「うっ、うん…。どうしよ顔が熱い」

「真っ赤になってかわいい」

「かわいくないっ!」


直接言うのは、俺に余裕がなくなってくから無理。

文面でしか伝えてないのに、心臓の音が自分に聞こえるほど。


今までこんなに緊張した告白はない。


すると、俺の携帯が鳴る。

受信ボックスを開いてメールを確認すると陽葵から。


「あたしも好き」


やってくれんじゃん陽葵。

張本人は下向いちゃてるんだけどさ。


すっごい照れるんですけど…!

俺も恋の仕方イマイチわかってねーな。