律唏はたまに鋭い。
「蓮斗~」
「あ、陽葵だ」
向かいからは陽葵と背の低い女の子が一人。
「あたしの友達だよ。クラス一緒だから分かるよね」
「恵梨菜でーす!よろしくね」
「うわぁっ!二人とも同じクラスじゃん!かわいいね二人とも!」
「ナンパする暇あんなら梨結ちゃん呼んで来い」
「はいはーい…」
しばらくして律唏が梨結ちゃんを連れてやって来た。
二人とも梨結ちゃんに教えてもらえば大丈夫だろ。
「じゃっ、俺と律唏はアップしてくる」
「りょーかい。あたしも試合始まる前にはベンチ行くから」
「待ってるよ梨結ちゃん♪」
「はいはい」
やっぱ梨結ちゃんは頼りになる。
俺と律唏は二人でアップをしに行った。

